ワープホールブックスは店主のこだわりが詰まった本屋さん!
ではありません。同じまちに住む皆さんと一緒に作る本屋さんを目指しています。
4坪しかないお店なので、必然的に置ける本の数は限られます。例えば、話題の本や、学習参考書、ビジネス書などをお求めの方は、すでに欲しい本が決まってらっしゃる。そういう場合はAmazonや大型書店でお買いもとめいただくのが良いと思っています。
ワープホールブックスは、欲しい本を探すというより、知らない本と出会いにくる方のための本屋さんです。その本があることで、夜眠る前ベッドでの読書タイムが楽しみになる。何気なく手に取った本に、今の自分の気持ちにぴったりのことが書いてあった。その本をお家に連れて帰ることで、今日を少しだけしめくくりやすくなる。そんな本との出会いを心がけています。
となると、装丁が強すぎてしまう本は選びづらいですし、あれしましょう!こうした方がいいでしょう!絶対すべき!といった、気持ちをかきたてる本は少し仕入れづらくなります。
それから、尾山台のまちには家族連れの方が多いです。小さいお子さんとお母さん、一緒にいらっしゃるのをよく見かけます。そうした親子連れさんが、近所のお散歩がてら一緒に新しい絵本を手に取って探せるように、ということで絵本のラインナップもちょっと多めです。テストオープンを始めた最初の頃は絵本やさんだと思われていたくらい、絵本率高めでした。
逆に、実験的に雑誌を並べてみたこともあったのですが、皆さんの反応が芳しくなかったので、雑誌はやめることにしました。(1ヶ月単位で切り替わっていく雑誌は、ワープホールブックスには速すぎる印象です)
こんなことを考えながら、お店に来ていただいたお客様とお話をしながら、日々試行錯誤を繰り返しています。